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Paris way essay collection


拘りのある人生


世の中には、拘りを持った人が沢山いる。そして、その人たちの中には、人生つまり、自分の生き方そのものに特別なあるいは、独特な拘りを持つ人も いるわけで、そんな人に出会うと、その拘りを行う姿勢や見た目の善し悪しは別としても、何か得難いものを垣間見て、目からうろこが落ちたような気分 にさせてくれるから不思議である。勿論、そんな拘りを持つ人と頻繁に出会う機会があるわけでなく、寧ろその逆に在り来たりで、何の関心も湧かない ようなレベルで悦に入っている人の拘りが圧倒的に多いのが現実としてある。

しかし、どのような拘りであれ、例えば、受け入れ難さに充ちて見えるような拘りであっても、その拘りが他の人に害を与えず、他の人の生活を乱すよう なことが無いなら、「お好きにどうぞ」で終わるのだが、世の中には、余程暇を持て余しているのか、他の人の拘りに何かと首を突っ込んで来たり、注文 を付けたりしたがる面倒な人たちがいる。

そうであるなら、その拘りが他の人の害となるのか、それともならないのかを整理しておきたいのだが、それを簡単に判断するための手引書の類があるわけで はないし、人の拘りなどそれこそ人それぞれ千差万別で、とてもではないが、その一つひとつの拘りが有害であるか無害であるか明確に出来るはずもない。 まあ嫌な顔をされるかも知れないし、冷たい視線を浴びることになるかも知れないが、強い口調で咎められるような拘りで無いのなら、「お好きにどうぞ」の カテゴリーあると判断しても良いのではないだろうか。
    
その恩恵に浴したいと思ったわけではないが、ちょっと自己満足の空気を吸ってみたくなり、このサイトを弄って見た。トップページの冒頭には、その関連性 に?が付くスライドショー(注1)を設定し、二段目には、私が住んでいる金沢市のプロモーションビデオ(注2)を配置した。まあ、見る人がみれば、ド素人 の暇潰しレベルの類と一笑に付されるかもしれないし、あざといとの批判を受けるかも知れない。しかし、全く見栄えせぬようなサイトであれば、こんなちっ ぽけなサイトは、ネットの中に埋没してしまい、日の目を見ることは至難であることは、理解して頂けるのではと思います。

     (注1) 但し、CSS3に対応していない環境(IEでは9以下)では、最後の画像が固定表示されます。

     (注2) サイトの左側にある「金沢旅物語」のロゴをクリックして頂くと、金沢市の観光情報等が得られます。
    
そもそも、拘りは全ての人に認められた裁量権であるから、どんな拘りを持つか、あるいは持たないかは、その人が自由に考えれば良いし、例え、何らの 拘りを持たなくても、不利益をこおむることは無いが、その拘りが犯罪に結びつくようなら、責任を負わなければならないことは言うまでもない。また拘りは 他人から言われて始めるものではないと思うが、一部の人の中には、特定の個人名を上げて、自分の拘りとの関りを誇らしげに語る人もいるが、これで はいくら「お好きにどうぞ」と言っても、懐疑的に見られてしまう。

拘りは、人が行うことであるから、評価を受けてしまうこともあるだろう。だから、好意的に見てもらえる拘りもあれば、その拘りが明らかになった途端に変 人の烙印を押される可哀相な人もいる。万人から好感をもって受け入れられることはなかなか至難なことで、「アレはまだ頑張って続けているの?」と 気にかけてくれるだけでも有難い。拘りの基本は、自分という個の存在を高めることにある。自らを貶めようとする拘りは耳にしたことがない。その拘りが 更に昇華し、社会に貢献できるようになれば、とても素晴らしいことであるが、そこまで到達出来る人は数えられるほどの人しかいないと思う。もちろん この凡夫の拘りが、その域に達するには、人生を10度繰り返しても無理である。