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Paris way essay collection


素敵なあなたに疼いてしまう


パリス爺は、たとえ超ミニスカートにピンヒールを履いたお美しいお嬢様が、爺の目の前を、何ともエロチックな香りを漂わせながら、横切ろうとも、精神も肉体も何ら反応はしないのですが、ある特定のものを見た時だけ、疼きまくってしまう変わった病に罹っております。

鉄道模型に関心を持ったのは、その物言えぬほど冷たい美しさに痺れたからなのですが、その中でも古い時代の鉄道史を想起させる欧州型鉄道模型は、その緻密さと古風なまでの造りが見事であり、それは、黒一色で塗り固められた日本の鉄道と対局を成すものであり、頭の中の鉄道の定義を覆すに十分なインパクトがあるものでした。

さて、鉄道マニアと言っても、とても奥が深く、鉄道に対する捉え方は多種多様で、有名なところでは、電車や機関車を撮影する"撮り鉄"や、乗車しまくることを目的とする"乗り鉄"や、それに私のような"模型鉄"もいるわけですが、その"模型鉄"の中にも、模型の走行をひたすら楽しむ人や、模型そのものを作るまでに踏み込んでいる人や、私のようにちょっとしたこだわりを持って、単に模型を眺めて楽しむ者もいます。

そこで、今一度私の立つ位置を明確にしますと、

  鉄道マニア〔の中の〕鉄道模型マニアであり
  鉄道模型マニア〔の中の〕外国型鉄道マニアであり
  外国型鉄道模型マニア〔の中の〕欧州型鉄道模型マニアであり
  欧州型鉄道模型マニア〔の中の〕エポック(注)Ⅰ時代の鉄道模型マニアであり
  エポックⅠ時代の鉄道模型マニア〔の中の〕鑑賞マニア

ということになろうかと思います。

(注1)エポックは、鉄道模型を語る上での時代区分のことです。詳細については、「オタク感覚」リストの「エポックというものの見方」を参照して下さい。
(注2)サイドメニュー上の画像は、BRAWA社のホームページより引用しています。Brawa製(40124) Guterzuglok G4/5 H der K.Bay.Sts.B.